44年前に出会ってから、その背中をずっと追いかけています。彼の亡くなった32才という年齢はとうに過ぎ去りましたが、未だに追いつくどころか引き離されています。
私が今現在も空手の道にいるのも全てブルース・リーの存在があったからです。
何年か前に「ブルース・リー チェンジ・ザ・ワールド」という映画がありましたが、正にブルース・リーは私だけではなく、世界中に影響を与え世界を変えました。
ただのアクション、映画スターだけでは、彼を語れないのです。
今はネットなどで彼の情報はいくらでも手に入りますが、40年前では映画雑誌位でしか拝読できませんでした。
その頃の雑誌で或る映画評論家が彼をこう賛美しました。
「ブルース・リーはスピードに命をかけた男だった。1秒間に24コマ動く映画のフィルムとブルース・リーは競争しているようだった。そしてブルース・リーは勝ったのだろう。フィルムはブルース・リーに追いつけず、その死に間に合わなかった」